都市の養蜂と言えば、

GINPACH 銀座ミツバチプロジェクト

すでに10年越えのプロジェクトですが、
東京ど真ん中、屋上で養蜂ができる!
ということが一般的になった衝撃はすごいことでした。

最近では、さすが港区のおしゃれなパッケージが目を引く

しばみつ 芝BeeBee’sプロジェクト

なんていうのもあり、
東京の地域や自治体×はちみつがメジャーになってきています。

 

しかし、忘れてはいけないのが、多摩の底力。

自治体が始めて運営している養蜂としては、
全国でも2番目に早い「東京清瀬市みつばちプロジェクト」が、
東久留米市のお隣の清瀬市で5年ほど前から運営されています。

KIYOHACHI !!

すごいのは、

・市民が集まる「市役所の屋上」で養蜂している
・業者などに委託せず「市役所の職員」だけで養蜂している
・市民にけっこう根付いている

ということです。

オリジナル会員になると見学させていただけるとのことで、
会員になりつつ、養蜂を始めたという自己紹介を兼ねて、
スタッフで見学させていただきました。

 

市役所の入り口からありました、
懐かし系フォトスポット、どーん!
会員も募集中!

 

これが常設されているってすごいことです。
オリジナル会員になると、見学や蜜源樹の苗をもらえるとのことで、
お近くの方(うちから2キロ圏内希望)、
ぜひ会員になって蜜源樹、お庭に植えてください!

 

そして屋上へ向かいます。

屋上ガーデン、あります!

そしてこちらが巣箱群。
ここには10群ほどあるとのこと。

メッシュフレームに囲われた養蜂場がかっこいい感じ。

お世話されているのが、市役所の総務課で、
備品や設備の修繕などを担当されている職員の方々。

巣箱の修理でも、こういう組み立てでもお手のもの、
という感じですね。

スズメバチの季節、
入り口にスズメバチ捕殺器をつけて完全に対策されています。

巣箱を囲うこの大きなフレームも、
スズメバチが入れないサイズの金網で囲われていて、
いざというときには締め切ることもできる仕組み。

というのも、養蜂開始の2年目にオオスズメバチの襲来を受けて、
7箱が全滅したということがあり、対策されたとのこと。
朝来たら巣箱の前がミツバチの死骸で真っ黒になっていた、
とそのときの悔しさを、担当の海老沢さんが語ってくれました。

ちょうど採蜜の時期でもあり、採蜜もしてくれました。

うちの販売スタッフも興味津々で、
養蜂講座に参加できなかったメンバは、
こちらで採蜜体験させてもらっていました(笑

 

自然とか、農業とか、養蜂とか。

都市の住民が自分の生活から、
いらないもの
汚いもの
危ないもの
として切り離すのではなく、きちんと向き合って理解していく。

とても素敵なことだと思いました。

見学させていただき、ありがとうございました。
お隣ということで、またなにかできたら嬉しいですね。

 

蛇足)

持ち前の好奇心で、巣箱を囲っているフレームどうなっているのかな、作れるかな、と、養蜂着を着ずにフレームに近づいて見学していたら、、、髪の毛になにかビービーと絡まった音が。。
明らかにミツバチで、明らかにパニックになっていて、可愛そうなことにパニックになったミツバチが頭皮に達し、がっつり頭を刺されました。痛いし腫れるし頭痛が半日ほど続きました。

これで養蜂を初めて刺されたのは2回目。
しかも、2回とも、養蜂着を着ずに巣箱の前をウロウロして観察していて、頭周りに引っかかってパニックになったミツバチに刺されるという、学習しないことになっています。
ミツバチさんごめんなさい。気をつけます。