夏を前にした梅雨の合間にひまわりが咲きました。
畑の周り、道沿いには、道を行く人が少しでも季節を感じ、
楽しめるようにと、花を植えるようにしています。
最近の夏のお気に入りは、ひまわり。
大輪の花が咲く賑やかな様子はまさに夏。
背丈もけっこう高く2メートルくらいになるので、
作物の風よけにも、ちょっとした自然の目隠しにもちょうどいいです。
花はまだ少ないですが、
青々とした草花が夏らしさを醸し出してきました。
足元の草はまた少し刈らないといけないですね。
2週間前に刈ったのですが、、この梅雨時期は草の伸びもはんぱない!
こちらの花は、昨年植えた赤い向日葵の種からできた2世。
赤と黄色と混ざってグラデーションひまわりになっています。
種を取って植えるというのは、個性が出てきて面白いですね。
などと花を見ていたら、、
ん?
なんか種のところに付いている?
近づいてみると、
ミツバチ、居ります!!
そう、ひまわりは、夏の重要な花粉源・蜜源植物で、
大きなひまわり畑ではひまわり蜂蜜もとっていたり、
蜂蜜専門店でも海外産をけっこうみかけます。
試食して見たら、
少しザララとした食感の濃い甘さの蜂蜜でした。
ミツバチを飼う前から特に意識せずに植えていたひまわりですが、
こんな形で養蜂にも役にたっています。
平成24年改正の養蜂振興法(ミツバチを飼うための法律)でも、
養蜂の取り決めに加えて、蜜源植物の保護と増殖が養蜂の努めであり、
国や自治体もこれに協力することが謳われています。
養蜂振興法
日本養蜂協会ウェブサイトより
除草剤を活用し草の生えない畑にするなど、
高い生産効率をめざす栽培も大切ですが、
少なくとも役に立つ植物を組み込むことにより、
できる限りの生物多様性を育む農的環境を作ることも、
ある意味では先端的な取り組みで、
広い視野で農業と環境を考えるときには大切なのかもしれません。
農の現場で引き継いでいく種や系統のこと、
益虫を含めた生態系維持のためにできること、
いろいろなアプローチがあります。
※ミツバチノートの記事は、2019年の東京里山養蜂ワークショップに関連して、ミツバチ1年目の農園主の個人的な視点で養蜂の経過をお伝えするものです。専門的な技術や農園の業務をお伝えするものではありませんのでご了承ください。