5月の最高気温を各地で更新する勢いの数日の猛暑でした。
農園でもスタッフが熱中症になりかけてしまい、、
なにかに熱中することは大事でも、
暑い中の作業は注意が必要です。
巣の中では育児のために、
かなり暖かい室温(35度くらい)が好きなミツバチたち。
それでも5月の猛暑は流石に暑そうで、水飲み場にもたくさんの
ミツバチたちが来ていました。
さらに、巣箱の前ではこんな様子が!
巣箱の前に、ただミツバチが散らばっているのでは無いんです。
クローズアップ!
みんな巣箱のほうに頭を向けて、
一定の間隔に並んでいますね。
さらに近寄ってみると…
(刺されないようにそうっと)
羽ばたいています!
地面につかまり立ちしながら、
すごい羽ばたいています!
これは、ミツバチが外気を巣箱の中に送り込んで、
巣箱の温度を冷やそうとする旋風行動。
さらに水飲み場で吸ってきた水をまいて蒸発させ、
気化熱で冷やすこともしているとか。
人力(蜂力)の扇風機&クーラーですね。
西洋ミツバチは頭を巣の方に向けてお尻丸出し、
日本ミツバチはお尻を巣の方に向けて外を向きながら旋風するそうです。
相変わらず警戒心は日本ミツバチのほうが強め。
とは言っても、
「ちっちゃい羽でパタパタしてるだけで、
本当にこんなんで涼しくなるんかい!」
とお思いでしょう?
私もそう思っていたので、試してみました。
方法は簡単。
羽ばたいているミツバチに顔を近づけます(笑
さすがに地面では実験できなかったので、
巣枠で羽ばたいていたミツバチたちの前に顔を持っていってビックリ!
かなり涼しい!
(一人でやっていたので写真がなくてすみません)
例えるなら、
卓上のUSB扇風機の小さいやつを、
ちょっと離れたところで使ったくらい。
ビーという音とともに、けっこう涼しくてビックリしました。
流石に暑そうだったので、びっしりだった巣箱の中の巣枠を、
一枚分減らしてあげて巣箱内にエアフローを作ってあげました。
暑くても、そんな内検をしています。
※ミツバチノートの記事は、2019年の東京里山養蜂ワークショップに関連して、ミツバチ1年目の農園主の個人的な視点で養蜂の経過をお伝えするものです。専門的な技術や農園の業務をお伝えするものではありませんのでご了承ください。