何でも自分で工夫するのが取り柄の我ら農林族?ですが、
工夫が独自路線になりすぎてゴーングマイウェイ、
そして世の中のスタンダードを見失うこともしばしば。。

暑い夏に養蜂着を来て内検し続け倒れる直前まで火照った頭を少しだけクールダウンするため、ミツバチ師匠の中林養蜂で研修会を行いました。

 

と、その前に、、

中林養蜂さんの生活が、雑誌「田舎暮らし9月号」に特集されました!

養蜂を始めるまでのご家族の歩みや、
ワイルドなイノシシ猟&食事のこと、
山の中のぽつんと一軒家の充実した暮らしなど、
4ページに渡って特集されております!さすが師匠!

 

お買い求めは今すぐ書店に、、もうないと思いますので、
オンラインでお求めいただけます。

ちなみに本のネット購入は、世界最大のネット通販サイトではなく、、
当農園のグループ書店も加盟している日本のオンラインサイトe-honから購入してもらえるとうれしいなぁ。

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以上、大人の事情による宣伝でした。

 

さて、そんな中林養蜂@千葉県勝浦市。

まずは目に飛び込んできたのが、お手製のブルーシートプール!!

保育園・幼稚園にあろうかというビッグサイズ!

これ、子供が絶対楽しいやつだ!

水着を忘れたので(?)泳ぐことは叶いませんでしたが、
これ、いつか作りたいと思いました。

 

さてそんな夏の終りのプールサイドで、
ひたすらミツバチの話をする男が3人。

研修会のテーマは「移虫(いちゅう)」

聞き慣れない言葉ですが、

女王蜂を人工的に複数匹誕生させて育成させるために、
人工的な器に幼虫を移してミツバチに育成させてもらうこと

です。

こんな感じの、スカスカの枠に、

こんな感じの小さいカップをくっつけて、
この中に王台からもらったローヤルゼリーを入れて、
針のようにとんがった道具で1ミリに満たない幼虫を

この巣穴から1匹だけ拾い上げて、カップの底に入れます。

この作業を次々と全部の10~30個あるカップに入れ終えるまで
「10分」で終わらせます。

そうしないと幼虫が乾いて死んでしまいます。

はっきり言ってそう簡単にできるものではなく、
数十個のカップに10分で移しきるのは「神業」です。

これはカップの中で成長した幼虫。
C字型の幼虫、これでも2ミリくらい。

しかしすくい上げるのは、さらに小さな、笑ってしまうくらい小さな、

1ミリの卵から生まれて1日目の体長1ミリの糸みたいな幼虫!

見えなくて、作業中、こんな感じになります(笑

 

今年はシーズンも終盤のため、移虫からの女王育成は実施せずですが、
来年春のシーズンに向けて、貴重な技術を伝授いただきました。

女王蜂の不意のロストに強い体制を築きます!